お客様より、エルメスのスカーフの額装をご依頼いただきました。
この柄は、1997年にカメルーン人アーテイストがフォークロア調の布に
ビーズで刺繍をして、ケリーバックの取っ手を鼻に、
カバンの入り口をにっこりとした口に見立てたものです。
地の色のブルーと、ビーズの明るい色が似合うように作成しました。
爽やかさが出る、棹地に青色がかかったシルバー色のフレームを
お客様とともに選ばして頂いて、ピッタリマッチした出来上がりになりました。
今回、柄の端にある H をなるべくマット紙無しで、額装したいとの
ご要望もございましたので、通常よりも時間は掛かりましたが、
裏打ち→採寸→セット→完成 の手順で作成しました。
布には繊維の目があり、伸び縮みに均等性がないので、
裏打ち後、ギリギリ端にプリントがあり、額で隠れてしまう部分を
きちんと計測してから、額を発注してセットいたしました。
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